JLOD配列の省略化キーが打ち辛い。

JLOD配列は、DvorakJPと同様の部分から覚えていくのが良いと思います。

マニュアルページの上の方ですね。

で、なれてきたら、省略打ちを覚えていく。

で、最後の難関。

き、く、つ、っの省略打ち。

右の人差し指が辛いです。
ThinkpadX31ぐらいのキーピッチなら良いのですが、
デスクトップのキーボードで打つ時には、指がつりそうになります。

そんでもって、左手が上下に振られる振られる。

ここは、JLOD配列の欠点だと思う。

なんとか、改良したい。
JLOD配列の特徴を列挙して、考察してみる。

JLOD配列の特色・魅力。

  1. Dvorak使いにはうれしい、Dvorak準拠の拡張ローマ字入力
  2. 基本的な入力規則だけでも、とりあえず使い始められる。慣れて着たら徐々に省略打ちを導入して、高速化を図れる。
  3. 拗音化をy、hに固定せず、指の運動で決定してあるので運動記憶し易く、楽しく早く打つ事が出来る。
  4. 左手は、母音の上下に二重母音(正確にはヒアートゥスも含まれると思う)、母音+撥音(ん)の省略打ちを配置。
  5. 右手は、同段打ちを基本に省略打ちを配置。
  6. 空いていた子音キーの組み合わせに、連想し易い省力打ちを配置。(SR→する。DS→です。など。)

JLOD配列の欠点。

  1. 省略打ちが多くなってくると打鍵数が現象する半面、入力順序の一意性が薄れ、その選択に思考を必用とする。
  2. 省略打ちを全て導入した際全打鍵数は減るが、右手の負担が増す。
  3. 右手の打鍵数を減らすのに有効と思われる、き、く、つ、っの省略打ちが打ち辛い。
  4. QWERTY配列からの乗り換えは、相当大変。

改良案を考える。

改良の方針
    • 打ち易さを重視し、省略打ちはなるべく同段で完結させる。
    • 音節単位毎に、右手→左手の流れを基本とする。もしくは、片手で完結させる。
    • 左手の使用頻度を上げ、右手の負担を減らす。
    • 入力時に迷いにくい様な省略打ちにする。
    • Dvorak配列準拠を可能な限り守る。
入力規則を明確にする。

まず、通常打ちをするのか省略打ちをするのかを明確にする。
これにより入力方法に一意性を持たせ、選択入力時の考慮時間を節約する。

  1. 省略打ちを導入したら、それを優先的に使う。
    例えば、"しょう"は、ssで打ち、shoとは打たない。
  2. 間違えて別方法で打っても、消さずに入力を続ける。
    例えば“しょう”と打つ場合。shと打ってしまったら、消さずにoを打ち、"しょう"を確定する。
  3. 例えば、“イッテイ”と打つ場合。
    "い"+"って"+"い"と捉えるか、
    "い"+"っ"+"てい"と捉えるかによって、省略打ちの方法が変わる。
    左手の方にウェイトがくる様に使う。
    よってこの場合は、後者を採用する。
  4. この規則はあくまでも目安であるので、これにこだわり過ぎず、打ち易い方法があればそれを採用する。
配置を改良する。
  1. き、く、つ、っの省略打ちに使われている省略化キーをやめ、別のキーに割り当てる。
  2. 省略化キーの候補は左手。p,yを考慮する。この際二重母音省略がひとつ減るが、その分の打鍵数は充分に回収出来ると判断する。"ー"は、ハイフンを使用する。
  3. まず、左手上段のき、くの省略打ちを最優先しよう。理由は、た行に使われる"t"はホームポジションにあるし、"っ"は専用のキーがあるから。
  4. p,yから上段の各キーに指を移動し易いのは、"p"であった為、これを採用。
  5. つ、っと省略化キーはどうするか。
  6. "っ"に関しては、下まで指をのばすよりも、上段の"'"キーを使用したほうが楽。指が上下な暴れてしまう事も考え下段に配置されている"っ"省略を廃止する。
  7. "つ"の省略キー。残念ながら、左手のホームポジションは母音が位置するため、省略化キーを置く事が出来ない。
  8. さてどうするか。
    1. "つ"の省略打ちも、"p"を省略化キーとする。
    2. "い"の入力を"y"に割り振り、"i"を"つ"省略化キーに設定する。

以上。